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【豊臣兄弟!】三成を“お姫様抱っこ”の藤堂高虎!史実でも主君を惹きつける超愛され武将だった

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「正し過ぎて周囲が理解していないだけ」と小一郎

「火事だ!」と思った瞬間に三成を助け出す瞬発力、泥棒の濡れ衣を着せられ逃げるも、渡ろうとした“橋”が崩れそうなことに気がつき、後続の追手が落ちないように渡らない判断をした気遣い、建築物に対する見る目の高さ。

そして、採用試験で4人中1人は落選なので話し合いをしたとき、各々の家庭の事情を聞き「自分は降りる」と去ろうとする思いやりの深さと優しさ。高虎は、そんな魅力あふれる人間像に描かれていました。

「お前は気が短いが、いざというとき人を助けることができる男じゃ。あのときからわしはお前を家臣にしたいと思うておったのだ。」

と高虎に告げる小一郎。(「あのとき」とは橋が倒壊しそうなのを察知して、高虎が逃げるのをやめた時のこと。小一郎は町民に「橋が危険だからなんとかしてくれ」と頼まれていました。)

そして、「わしにとっての初めての家臣じゃ。よろしゅう頼むぞ。高虎!」と申し渡しました。「この藤堂高虎、身命を賭してお仕えいたしまする!」と、男泣きに咽ぶ高虎。こんな風に、自分では“どうせわかってもらえないだろう“と心の中に秘めていることを、よく観察して評価してくれたら……泣いてしまいますよね。

小一郎の「皆やつの考えについていけず腹立たしくなる。何度も主君を変えるのも無理はない。じゃが、やつのやっとることは間違うてはおらぬ。むしろ正し過ぎて、皆にそれをわかってもらえない」という人物評価も的確。

実際、どんどん奉公先を変える高虎を「堪え性がない」「飽きっぽい」「忠義心がない」などする声もあったようですが、そこだけで判断せず、細かい挙動で分析するのは、さすが「思慮深く温厚で、家臣の話をよく聞く稀代の調整役」といわれた小一郎だけあります。

 

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