朝ドラ『風、薫る』梅岡女學校のモデル「看護婦養成所」とは?りんと直美が目指したトレインド・ナースを史実から考察
NHK朝の連続テレビ小説『風、薫る』。
いよいよ、実在の人物で「日本初の看護婦」大関和をモデルにした一ノ瀬りん(見上愛)と、鈴木雅をモデルにした大塚直美(上坂樹里)の二人は、運命の職業「trained nurse(トレインド・ナース)」への道への一歩を踏み出しました。
「トレインド・ナース」とは、一定の教育課程を修了し科学的な知識と技術を習得した「正規の訓練を受けた看護師」のことです。
導いてくれたのは、実際に自身も米国で看護を学び「看護婦資格」を取得した、「鹿鳴館の華」大山捨松(多部未華子)でした。
※参考:
朝ドラ『風、薫る』学問を武器に!日本初の看護婦学校を作った実在人物、大山捨松(多部未華子)の激動の生涯
3月末から始まった、NHK朝の連続ドラマ小説『風、薫る』。日本初の「看護婦」への道を切り拓く一ノ瀬りん(見上愛)と大塚直美(上坂樹里)の物語ですが、日本初の看護婦学校を設立した実在の人物で、『…
ドラマでは、三者三様「“女性が働くこと”への差別や偏見」「“女性が自分の道を掴み取ること”への嫉妬や嫌悪感」を体験し、この時代で生きることへの辛さを経験しています。
けれど、三人に共通しているのは「自分の力で生きていく『This is My Life』」の信念を胸に抱いていること。
りんは「嫁ぎ先によって人生が決まってしまうのは嫌」と、亡き父親・信右衛門(北村一輝)の「学問は世を渡る翼になり、身を守る刀になる」を例えに出し、母・美津(水野美紀)を説得します。
舶来品の店『瑞穂屋』の主人・清水 卯三郎(坂東 彌十郎)は「医療は今にビックマーケットになる。100年後には誰でもナースの看護を受ける社会がくる」と、りんの背中を押してくれました。
明治19年(1886)12月、いよいよりんも直美も『梅岡女學校』に入学。ヒロインたちが目指す「トレインド・ナース」、モデルとなった「看護婦養成所」などについて深掘りしてみました。「風、薫る」をよりリアルに楽しむためのお供になれば幸いです。
※現代では「看護師」と呼びますが、この記事内では、明治時代の名称に合わせて「看護婦」としています。

