『豊臣兄弟!』いずれ訪れる悲劇…戦国一の美女・お市(宮﨑あおい)登場!願いの鐘に託す姉・妹の祈りを考察:5ページ目
「願いの鐘」から兄妹の出世街道が始まる
「不思議な鐘」は、史実として確認できるものではありません。
けれども、「不思議な鐘」の話は、お市の胸の内に秘めた想いを揺さぶり、心の中にその姿を表しました。
かたや、「無事で生きろ!頑張れ!」という祈りを、実際に寺の鐘を鳴らし、その音を兄弟の耳へ届けます。
共通しているのは「何もできない立場」からの祈り。
戦国の世では、戦場に“立つ者”よりも“待つ者”のほうが多かったといいます。
「願いの鐘」は、その無力さとそれでも願わずにはいられない人々の心を象徴しているようでした。
「戦い」の意味はなんであろうが、愛する存在には「生きていてほしい」という“待つ者”の強い思いは、その時代時代に共通する“祈り”だったのでしょう。
さて、「いざ!参ろうぞ!」という直(なぜか、直が仕切るのがおもしろい)の言葉とともに、うぉぉ〜!っと清洲目指して走っていく藤吉郎、小一郎、直。
まるで、王道痛快少年漫画のように、輝かしい旅立ちが始まりましたが……
この先、どのような展開に描かれるのでしょうか。
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