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男好きの平賀源内を蕩かせた吉原の魅力とは…【大河べらぼう】1月12日放送の振り返り解説

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源内が愛した二代目・瀬川菊之丞について

「ここにも『瀬川』はいないのかい」

男好きの源内先生、吉原にやって来て探し回るのは「瀬川」の名前。瀬川という名跡は遊女だけでなく、歌舞伎役者の名跡でもありました。

源内が愛した二代目・瀬川菊之丞(せがわ きくのじょう)は、江戸でも人気の女形(おやま)だったそうです。

安永2年(1773年)閏3月13日に世を去ってしまい、寂しい思いをしていたのでしょう。

そんな瀬川菊之丞は寛保元年(1741年)に江戸郊外の王子(東京都北区)で生まれ、俳号の路考(ろこう)から王子路考と呼ばれました。

当世のインフルエンサーとして路考髷(まげ)・路考茶・路考櫛など様々なものにその名がつけられたと言いますから、よほどの人気だったのでしょう。

また現代でも人気の演目「鷺娘(さぎむすめ)」を初演したことでも知られ、その妙技で人々を魅了したのです。

そんな瀬川を偲びながら、花の井の舞を眺めた源内先生。

夜風に当たって巷を歩き、果たして吉原細見の序「嗚呼御江戸」を書き上げてくれたのでした。

第3回放送「千客万来『一目千本』」

蔦重(横浜流星)は資金を集め北尾重政(橋本淳)と共に女郎を花に見立てた本『一目千本』に着手。本作りに夢中な蔦重を許せない駿河屋(高橋克実)。親子関係の行方は…。

※NHK大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」公式サイトより

新しいことを始めるには、何でも試行錯誤が付き物。手痛い出費や労力の末、蔦重は吉原細見「嗚呼御江戸」を完成させました。

これをキッカケとして出版に目覚めた蔦重は『一目千本』の制作を手がけますが、養父の駿河屋市右衛門(高橋克実)はこれが許せません。

何でもぶつかりながら成長していく蔦重の姿を、次週も見守って行きましょう!

 

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