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【情報求む】家康が思い出し笑いしていた鯉のエピソードとは?
家康が思い出し笑いを堪えていた鯉のエピソード。
どうやら信康(細田佳央太)と五徳(久保史緒里)の婚礼の際、鯉がどうかしたらしいのですが、筆者の不勉強ゆえかその文献が見つけられません。
家康の鯉にまつわるエピソードと言えば、かつて明智光秀(酒向芳)が饗応した淀の鯉か、家臣の鈴木久三郎が食ってしまった鯉のエピソードくらいでしょうか。
せっかくなので鈴木久三郎のエピソードを紹介したいと思います。
ある時、家康が自分の鷹狩場で密猟した家臣を捕らえました。仲間の窮地を見殺しにはできない久三郎は、家康が大事にしていた鯉を捕らえて勝手に調理。家康が信長からもらった酒と一緒に、獄中の仲間に振る舞うのです。
もちろん家康は大激怒。怒り狂って久三郎を斬り捨てようとしますが、久三郎は真っ向から家康を叱りつけました。
「鳥や魚と家臣たち、あなたに天下をとらせるのは一体どちらか!」
これを聞いて家康は反省し、捕らえた者たちを解放。久三郎に詫びたということです。
伝承によって色んなバリエーションがあるものの、いっときの過ちを真摯に改める家康の偉大さが伝わりますね。
で、それはそうと信康と五徳の婚礼で鯉がどうかしたのか……確か第25回放送「はるかに遠い夢」でも、家族揃ってそんなことを笑っていたような、薄らぼんやり記憶しています。
しかし、それが何なのかは結局よく分かりません。もしかしたら「引き出物の鯉を、誰かが食ってしまって大騒ぎだった」という裏設定があるのかも知れませんね。
いずれにせよ、それを視聴者が知る機会はなさそうです(絶対ないとも言いきれませんが)。
第37回放送「さらば三河家臣団」
さて、いよいよ秀吉が天下を一統する総仕上げ・小田原征伐。北条氏政・氏直父子があっさり滅亡後、家康がこれまでの5ヶ国から関東に国替えを命じられるのはもうご存知ですね。
(という前提で、話はどんどん進みます。今回に限らず、予備知識のない初心者に優しくないドラマ展開は少々いただけませんね)
父祖伝来の三河を手放し、いざ関東の新天地へ向かう神の君。しかし三河家臣団にさらばと言ったところで、いつものメンバーは相変わらず一緒なので、ご安心ください。
そして新ヒロイン・阿茶局(松本若菜)が登場。彼女は賢夫人として知られ、数々のエピソードがあるので、活躍を楽しみにしています。
いよいよ終盤に入りつつある「どうする家康」、これからも目が離せませんね!
※参考文献:
- 『寛政重脩諸家譜 第二輯』国立国会図書館デジタルコレクション
- 『寛政重脩諸家譜 第三輯』国立国会図書館デジタルコレクション
- 『名将言行録 6』国立国会図書館デジタルコレクション
- 澤宮優『殿様を叱る! 歴史を動かした戦国大名家臣たちの直言集』新人物往来社、2011年5月
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