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大河ドラマ「どうする家康」史実をもとにライター角田晶生が振り返る 「どうする家康」伊賀&甲賀の忍び対決が魅せた第6回放送「続・瀬名奪還作戦」振り返り

「どうする家康」伊賀&甲賀の忍び対決が魅せた第6回放送「続・瀬名奪還作戦」振り返り:4ページ目

瀬名、両親との別れ

「お瀬名、強くおなり……」

瀬名たちを助けるため、今川に残って罪を負う(処刑される)ことを決断した巴(演:真矢ミキ)と関口氏純(演:渡辺篤郎)。

『松平記』によると永禄5年(1562年)に関口氏純は切腹。巴(関口夫人)も後を追ったと見られますが、今川氏真(演:溝端淳平)は永禄9年(1566年)に関口伊豆守の知行に関する文書を発給しています。

当時、関口一族で氏純意外に伊豆守を称していた者はおらず、恐らくそのころまでは生きていたのでしょう。

それにしても、今川義元(演:野村萬斎)亡き後に家臣たちが次々と離反する様子って、劇中で言及がありましたっけ?別に元康以外は離反していなかったような……。

昔から暗君の代名詞として知られている氏真ですが、家臣たちの心が離れていく描写も時間をとって欲しかったと思います。

また忠臣・岡部元信(演:田中美央)が心ある家臣の一人として描かれていたのは嬉しかったですね。彼は後々まで活躍するので、これからも注目です。

氏真もまた、偉大な父の遺影に葛藤する一人として、共感する方も少なくなかったのではないでしょうか(なお、劇中における非道な所業はほぼフィクション。ご安心ください)。

次週・第7回放送「わしの家」

かくして妻子を取り戻した元康は、これで心おきなく今川氏真と雌雄を決することになりますが、その前に三河一国の足固めをせねばなりません。

仲間や領民みんなが安らげる家のような国づくりを目指す。そんな願いを込めて元康は家康と改名するのでしょう。

また一向門徒との確執が描かれ、永禄6年(1563年)から同7年(1564年)に及ぶ三河一向一揆の幕開けが予想されます。

忍者軍団の活躍によって面白くなってきた「どうする家康」、次週の展開が楽しみですね!

※参考文献:

  • 『NHK大河ドラマ・ガイド どうする家康 前編』NHK出版、2023年1月
  • 蒲郡市教育委員会 編『蒲郡市誌』蒲郡市、1976年
  • 『寛政重脩諸家譜 第1輯』国立国会図書館デジタルコレクション
  • 『寛政重脩諸家譜 第7輯』国立国会図書館デジタルコレクション
  • 『徳川実紀 第壹編』国立国会図書館デジタルコレクション
  • 『改正三河後風土記 上』国立国会図書館デジタルコレクション

トップ画像: 大河ドラマ「どうする家康」公式サイトより

 

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