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抹茶と餡子のハーモニーが絶妙!夏の定番スイーツ「宇治金時」の語源を紹介
♪ふづき たなばた ところてん
プール帰りは うじきんとき……♪※やまがたすみこ「くいしんぼうのカレンダー」より
梅雨明けが待ち遠しい今日このごろ、暑くなったらよく冷やした心太(ところてん)に酢醤油と辛子(※黒蜜派もいるそうです)をつけて食べたいものですが、宇治金時(うじきんとき)も人気ですよね。
フワフワのかき氷に抹茶のシロップをかけ、その上に餡子を載せて……皆さんは、ソフトクリームも追加で載せたい派ですか?
ところで、以前「何で宇治金時って言うの?」という質問があったので、今回は宇治金時の語源について紹介したいと思います。
香り高い銘茶と、赤い餡子のコンビネーション
宇治金時の宇治とは、京都府宇治市のこと。古くから「色は静岡、香りは宇治よ、味は狭山でとどめさす」と狭山の茶摘み唄に謳われるように、宇治は全国的に有名なお茶どころとして知られています。
実際には必ずしも宇治のお茶を使う訳ではありませんが、雅な古都の香りを少しでも感じられるネーミングと言えるでしょう。
続いて金時とは、餡子に使っている金時豆(きんときまめ。赤インゲン豆)を指し、ネーミングの由来は金太郎(きんたろう)の昔ばなしで有名な坂田金時(さかたの きんとき)。
金太郎は子供の頃から全身真っ赤で、赤インゲン豆の色が金太郎を思わせることから金時豆と命名。他にも、赤いモノに金時~とつける例があります。
昨今では小豆(あずき)を煮た餡子の方が主流かと思いますが、かつてはこの金時豆を煮た餡子が多かったようで、抹茶のほの甘い渋味と餡子のやさしい甘さが絶妙に調和し、人気を呼んだのでしょう。
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