今まで“江戸を生きる人々の1日のタイムスケジュールはどうなっていたか”についてご紹介しています。今回は“午後3時~午後5時頃”についてです。
前回までの記事はこちらを御覧下さい。
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前回まで江戸の時刻についてご紹介してきました。[insert_post id=118823]今回はそんな【時間感覚】を体感し始めた江戸に生きる人々の“一日のスケジュール”を、浮世絵を交…
日本橋、遊郭、長屋…浮世絵で見る、江戸時代を生きる人々のタイムスケジュールはどうなっていた?【午前9時から午前11時頃】
前回は江戸を生きる人々の“午前3時~午前9時前頃”までをご紹介しましたが、今回は“午前9時~午前11時前頃まで”をご紹介します。前回の記事はこちらを御覧下さい。[insert_post i…
日本橋、遊郭、長屋…浮世絵で見る、江戸時代を生きる人々のタイムスケジュールはどうなっていた?【午前11時から午後1時頃】
今まで“江戸を生きる人々の1日のタイムスケジュールはどうなっていたか”についてご紹介しています。今回は“午前11時~午後1時頃”についてです。前回までの記事はこちらを御覧下さい。[in…
日本橋、遊郭、長屋…浮世絵で見る、江戸時代を生きる人々のタイムスケジュールはどうなっていた?【午後1時から午後3時頃】
今まで“江戸を生きる人々の1日のタイムスケジュールはどうなっていたか”についてご紹介しています。今回は“午後1時~午後3時頃”についてです。前回までの記事はこちらを御覧下さい。[ins…
夕七つ(午後3時頃から午後5時頃まで)
夕暮れ迫る江戸の町
さて、午後3時を過ぎると日は夕方に向かっていきます。
上掲の絵で描かれた“今戸”は隅田川西岸の船着き場として栄え、江戸名物と言われた今戸焼・今戸人形の発祥地です。
隅田川の水を引き込んだ堀割の山谷堀を隔てて、山谷堀に架けられた橋が今戸橋です。「今戸橋上より下を人通る」という吉原通いの船でにぎわった歌も詠まれています。
帰帆の頃
芝浦は古く竹芝の浦といったのを縮めてこう呼びました。豊かな漁場であり芝雑魚場という魚市場がありました。芝浦でとれた魚は“芝肴”と称され江戸に広く出回り、将軍にも献上されました。いわゆる“江戸前”です。
芝浦の海上の船舶の往来は頻繁であり、夕暮れには帆船が浜へ向かって帰る情景が見られました。