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日本史を代表する女城主。戦国の世に生きた「立花誾千代」の一生【前編】

日本史を代表する女城主。戦国の世に生きた「立花誾千代」の一生【前編】

六年間に及ぶ実質的城主期間

1575年、主家・大友氏の許可を得て正式に立花城城督となる。1578年になると大友氏と南から侵攻してきていた島津氏との戦が激しくなり、誾千代の父・道雪も主力として戦の日々が続いたという。この頃の誾千代の詳細はわかっていないが、城督とはいえ若年であり、直接的に戦に関わることはなかったのではないかと思われる。

1581年、父と同じ大友氏の重臣「高橋 紹運(たかはし じょううん)」の長男である「宗茂(むねしげ)」を養嗣子(家督相続人となる養子)に迎える。誾千代は十三。宗茂は十五であった。

家督は誾千代に変わり宗茂が継いだ。この婚姻によって実質六年間続いた誾千代の女城督の役目は終わった。

【後編】へ続く

 

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