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日本を代表する怪獣「ゴジラ」の名前の由来は、当時の東宝社員のニックネームから?:2ページ目
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さて、このゴジラは大人から子どもまで幅広く愛されていますが、そもそも「ゴジラ」という名前の由来はどこから来ているのでしょうか。
ゴジラは、劇中では、「呉爾羅」と表記し、「大戸島」に伝わる伝説に由来するとされています。大戸島は第一作の「ゴジラ」(1954)で初めてゴジラが人間の前に姿を現した島です。
大戸島では「呉爾羅は普段は海底で眠っているが、一度目覚めると近海の生物を食い尽くし、やがては陸に上って人を襲うようになる」と伝わっており、不漁になると呉爾羅が原因だと考えて呉爾羅への生贄として嫁入り前の娘を筏で流していたという設定でした。
本当にありそうな伝説ですよね!「呉爾羅」から、「GODZILA」になったわけですね。
劇中での由来についてはわかりましたが、制作時に「ゴジラ」とした理由はなんでしょうか。どうも調べてみると「音の響きがよい」という理由で当時の東宝社員のニックネームを参考にしたようです。
Wikipediaなどをみると、
佐藤一郎プロデューサーから、当時東宝演劇部にいた”「クジラ」が好物で「ゴリラ」のような容貌”をした網倉志朗(後の東宝演芸部部長)という人物のあだ名が「グジラ」だと聞きつけ、語呂の良いこのあだ名を参考にし、「ゴリラ」と「クジラ」を合わせて「ゴジラ」とした。
と、あります。
世界的に知られている大怪獣の名前も、もとをたどれば、制作当時のスタッフのニックネームに行きつくという意外な由来に、びっくりです!
参考:怪獣研究ブログ ゴジラ部
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