【光る君へ】藤原道長の栄華を支えた正室・源倫子の甥・源経相とは何者?その生涯をたどる
平安時代、藤原道長の栄華を支えた正室・源倫子(りんし/みちこ/ともこ)。彼女の一族は道長と共に栄え、また道長を支えました。
今回はそんな一人・源経相(のりすけ)を紹介。果たして彼はどんな人物で、どんな生涯をたどったのでしょうか。
地方官を歴任した地味な生涯
源経相は天元2年(979年)、源時中(ときなか。源雅信の子)と藤原安親女(やすちか娘)の間に誕生しました。
源倫子の甥に当たり、兄弟には源済政(なりまさ)・源信時(のぶとき)・源重時(しげとき)・源惟時(これとき)・源朝任(あさとう)・源則孝(のりたか)がいます。
元服してはじめ源為能(ためよし)または源惟能(これよし)と名乗り、のち源経相と改めたそうです。
三条天皇・後一条天皇(倫子の孫。母は藤原彰子)・後朱雀天皇(後一条天皇の同母弟)と三代にわたって仕え、地方官を歴任しました。
やがて藤原為盛女(ためもり娘)を妻に娶り、源経宗(のりむね)・源経季(のりすえ)をもうけます。また他の女性との間に女子(藤原資房室)もいました。
最終的には従四位下(じゅしいのげ)・三河守(みかわのかみ)まで昇り、長暦3年(1039年)10月7日に61歳で卒去します。
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