文明開化が関係!?文部省唱歌「星の世界」はなぜアノ有名な讃美歌と同じメロディーなの?
初めて教会に行って驚く人・音楽の授業で驚く人
皆さんの中に、親戚や知り合いの結婚式などで訪れたキリスト教の教会で
「いつくしみ深き 友なるイエスは 罪とが憂いを 取り去りたもう」
という歌詞の讃美歌『いつくしみ深き』を聴いたことのある方は多いことでしょう。
また小学校の音楽の授業で、文部省唱歌として知られる
「かがやく夜空の 星の光よ まばたく数多(あまた)の 遠い世界よ」
という歌詞で始まる『星の世界』を歌ったことのある方も、これまた多いでしょう。
メロディーが全く同じ2つの曲の歌詞の内容が、全く異なるのはなぜなのでしょう?
日本の公立学校では、教育基本法9条の
「 国及び地方公共団体が設置する学校は、特定の宗教のための宗教教育その他宗教的活動をしてはならない」
という条文に基づき、宗教教育は禁止されています。
だから讃美歌の歌詞が、宗教的ではない内容に変更されたのでしょうか?
いいえ、実はそこには「文明開化」が関係していたのです。
2ページ目 2つの曲のメロディーが同じな理由は?どちらが先なの?