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文明開化が関係!?文部省唱歌「星の世界」はなぜアノ有名な讃美歌と同じメロディーなの?

文明開化が関係!?文部省唱歌「星の世界」はなぜアノ有名な讃美歌と同じメロディーなの?

この現象は明治の「文明開化」が関係している?

このように外国の民謡が日本で定着した例は、決して少なくはありません。

たとえば『線路は続くよどこまでも』は、アメリカの大陸横断鉄道建設に携わったアイルランド系の工夫によって歌われた歌が原曲となっていますし、『埴生の宿(はにゅうのやど)』はイングランドの『ホーム・スイート・ホーム(楽しき我が家)』という民謡が元となっています。

明治時代は、文明開化とともに「欧米列強の進んだ音楽教育を取り入れよう!!」という動きが高まりました。

そのためドイツやスコットランドなどの民謡に日本語の歌詞をつけた楽曲が、明治初期に発行された音楽の教科書「小学唱歌集」に積極的に取り入れられ、それが「日本の歌」として現代まで知られるようになったのです。

宗教的な内容かどうかよりも「子供に分かりやすく」を最優先に訳されたのですね。

 

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