【ブラッサム】木村正吾のモデルは誰?札幌で始まる本格創作…平穏の先に待つ“情熱的な恋”
NHK朝ドラ「ブラッサム」第6週のテーマは『ふたり、北へ』です。
上京して、東京の西洋レストラン『悠樂軒』でウエイトレスとして働くようになった葉野珠(石橋静河)。
作家・編集者・本屋店主など、多くの“文学を生業とする人物”との出会いに刺激されて、再び小説を書くようになりました。
そして、従兄の木村保(金子大地)とは男女の仲となり妊娠、店を辞めますが残念ながら流産してしまう…という、週明けから怒涛の展開になりました。
※保のモデルとされる藤村忠の生涯に関しては、こちらの記事で詳しく紹介しています。
【ブラッサム】珠のモデルと結婚も束の間、置き去りにされ…木村保(金子大地)のモデル・藤村忠の生涯
その少し前、珠の妊娠で金銭的に困窮状態になった保は、実家にSOSの手紙を出したため、いきなり保の母・木村照子(山田真歩)が訪れます。
“圧とクセの強さ”で初登場から注目の人物ですが、「押しが強いけれどフットワークが軽く、常に皆にとってベストアンサーを引き出す人」として大人気の照子さん。
相変わらず判断も行動力もある照子は、「助っ人」を連れてきました。
それが、木村家の親戚・木村正吾(三宅弘城)という人物です。
スリーピースで決めたリッチで頼もしそうな男性ですが、この木村正吾に実際のモデルはいるのでしょうか?
珠のモデル・宇野千代とはどのような関係で、北海道に移住したのでしょうか。
頼もしいリッチな親戚・木村正吾とは?
挨拶もそこそこに「お金の心配はせんでええ。こちらの正吾ちゃんにお願いしたけえ」と、素晴らしく話の早い照子。
初対面の挨拶をしつつ、正吾は『大日本北海産CRAB』のラベルのカニ缶をテーブルの上に並べました。
カニ缶は、明治38年(1905)頃、碓氷勝三郎が加工と流通に成功、2年後に和泉庄蔵が製品化に成功したそうです。
初めてみたのか高級品だからなのか、珠が思わずずずっと膝を詰めてカニ缶を見つめたのが面白かった。
現在は、札幌拓殖銀行で総務部長を務めているという正吾は、「珠の出産費用と保が大学を卒業するまでの仕送りを全面的に負担してくれる」という、夢のような話を申し出ます。
けれどその代わりに、「保が帝大を卒業したら札幌に来て自分のもとで働いて欲しい」という条件でした。
「今度の夏、博覧会が開かれるし」という照子。
史実でも、大正7年(1918)8月1日〜9月19日まで札幌や小樽で開催された『開道五十年記念北海道博覧会』のことでしょう。
「開拓が始まって50年、ロシアとの戦争をはさんで人も集まって札幌も街らしくなった。電気も通り港も鉄道も整備され、移住者で商売も回り出した」
「我々、銀行家はそんな人々に資金を貸して、希望を叶える仕事だ。札幌は北の都になりつつある。我々は、金融を通して人々をもっと豊かに安心して暮らせる壮大な街作りの仕事をするだ」と熱弁する正吾。
「帝大で金融経済を学んでいる保にぴったりの仕事だ」と言います。
目が輝き「やりたい!」という表情が浮かぶ保ですが、ちらっと珠の顔色を伺い「少し、考える時間が欲しい」と答えました。
最後にさらに蟹缶を2つ追加して置いた正吾と「断ったらいけんよ」と幾度も念押しする照子。二人とも圧が強い、さすが親戚です。
けれど、正吾が語るスケールの大きな街作りは、聞いているこちらも胸が躍るほどワクワクしました。
雪深い札幌で家事や育児をする珠の負担を気遣う保ですが、そんな場所で「力試ししたい」という保の思いを察知した珠は「札幌行き」を決心し、二人は婚姻届を提出。
葉野珠は木村珠になったのでした。


