- No.192万年筆の‟万年”っていったい何なの? 万年筆が日本で使われるようになるまで
- No.191もともとは「やよす」?東京の「八重洲」の地名は外国人の名前に由来していた。その名称の変遷を紐解く
- No.190筋子とイクラの違い?ご飯食べるのになぜ「お茶碗」?知ってるようで知らない和の食材【その3】
実は嫁への愛だった!?「秋茄子はヨメに食わすな」の意味・由来
姑が秋ナスを本当に食べさせない理由とは?
一方で、姑が嫁に秋ナスを食べさせたくないのは、単なる意地悪ではなくて、嫁の体を労わってのことだとする解釈もあります。
つまり、夏野菜のナスには体を冷やす働きがあるので、涼しくなってきた秋にナスを食べて出産を控えたお嫁さんの体が冷えすぎないようお姑さんがきずかったものだとする解釈です。
また、「秋ナスは種が少ないので子供ができづらくなる」という縁起かつぎの意味も込められているようです。
本来は二つ目の意味で使われていた言葉が、若くて経験の浅い新妻が姑のいじわるだと早計し、一つ目の意味になったのではないかとも受け取れます。いずれにしろ、姑の年長者としての想いと嫁の気持ちは昔から理解しあうのが難しかったのかもしれませんね。
ページ: 1 2
バックナンバー
- No.192万年筆の‟万年”っていったい何なの? 万年筆が日本で使われるようになるまで
- No.191もともとは「やよす」?東京の「八重洲」の地名は外国人の名前に由来していた。その名称の変遷を紐解く
- No.190筋子とイクラの違い?ご飯食べるのになぜ「お茶碗」?知ってるようで知らない和の食材【その3】
- No.189卑弥呼は何を食べていた?かば焼きはなぜ「蒲焼」と書く? 知ってるようで知らない和の食材【その2】
- No.188シラスとシラスウナギの違い?青海苔とアオサの違い? 知ってるようで知らない和の食材【その1】