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驚きの狭さ!江戸時代に庶民が暮らしてた長屋がとても狭かった理由とは?
当時、庶民が暮らしていた場所と言えば、長屋。この長屋ってどんなところなんでしょうか?
割長屋と棟割長屋
明暦の大火以降、町の再興に当たり多くの職人が必要になったので、表店の裏に長屋が作られました。この長屋には、割長屋と棟割長屋の2種類があります。割長屋は長方形で、棟割長屋は正方形。そして、割長屋に挟まれているのが棟割長屋です。なんとなくイメージしていただけましたか?
棟割長屋は、風通しが悪く隣りの家の声も良く聞こえてくるし、壁が邪魔で裏に抜けられないし…。ただし、その分家賃は割長屋よりは安めで、棟割長屋は300文(約7,500円)、割長屋は500文(約12,500円)。約倍の家賃でも、もし住むなら割長屋がいいなぁと思ってしまいます。住み心地が断然違う!はず。
驚きの狭さ!プライバシーもなし
長屋は、6畳一間が基本。へっついと呼ぶ竃(かまど)・流しがありました。押入れなんぞ、ありません。寝起きするスペースは4畳半。ここに4人家族で住んだら、まさにぎゅうぎゅうですね。ほとんどが夫婦二人か独り者の男性だったようです。
壁も薄く、板壁には節穴もあり、共同設備に、総後架(そうこうか)と呼ばれるトイレ・井戸・下水を流す溝(どぶ)、芥(ごみ)溜め、稲荷があったとはいえ、長屋が粗末なつくりなことは確か。
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