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時の鐘は有料です(キリッ! 時計を持っていない江戸時代の人はどんな方法で時間を知ったの?:2ページ目
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時間の呼び方は?
ちなみに、江戸時代の人々は、何時何分という呼び方をしていなかったとか。例えば、12支で呼ぶ方法もあり、1日を12等分して、12支の動物の名前を当てて呼ぶのです。午後11時から午前1時までは、12支の「子」を当てて「子の刻」。そして、「丑(うし)の刻」「寅の刻」「卯の刻」「辰の刻」「巳の刻」「午(うま)の刻」「未(ひつじ)の刻」「申(さる)の刻」「酉(とり)の刻」「戌の刻」というように。
つまり、それぞれの刻が2時間あるわけで、例えば待ち合わせ時間を決めても、來る時間が2時間ずれる可能性だってあるわけです。午前11時に来る人も午後1時にくる人も、同じ時間にきたことは間違いないので、またされた!と怒ることもありません。今となれば、そんなこと考えられないですよね。
とはいえ、携帯が普及する前の頃を思い出すと、案外そんなこともあったかもと思いませんか?待ち合わせ相手がなかなか来ないときは、相手の自宅に電話してお母さんに聞いたりということだってよくあることでした。連絡がとれたらまだいい方ですが、どこにいるかわからず、待ち合わせ場所で待っていたら、気が付いたら1時間経っていたなんてことは、私たちの生活にもあったのです。
そう考えると、江戸時代の人々も、不便に感じることはなかったのかもしれません。時計を持っていなくたって、時の鐘が時間を教えてくれるし、火の出や日没などを通して、自然と何時頃か知ることができたのでしょう。江戸時代の人々のように自然と時間の感覚が身についたら、時間に追われることもないのかも?
画像出典:photoAC、Japanese Art Open Database
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