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尼僧姿で体を売った女性たち…江戸の闇「売比丘尼(うりびくに)」とは?禁忌に群がった男たちと最期

尼僧姿で体を売った女性たち…江戸の闇「売比丘尼(うりびくに)」とは?禁忌に群がった男たちと最期:2ページ目

 
2026/11/04

宗教から売春へ

もともと比丘尼は、各地を歩いて神仏の功徳を説く宗教者でした。牛王と呼ばれる護符を配り、その布施を生活の糧としていたとされます。

ところが、その活動は次第に変化していきました。びんざさらという楽器を鳴らしながら歌う女性が現れ、宗教的な活動よりも芸能的な要素が強くなっていったのです。

山東京伝の『近世奇蹟考』にも、比丘尼の姿が変わっていったことを示す記述があります。それによると、彼女たちは次第に白粉や紅を使うようになり、服装も華やかになっていったといいます。

この変化は、勧進比丘尼から歌比丘尼、そして売比丘尼へという流れで説明されることがあります。

明暦・寛文のころには、市中の岡場所や湯女などに対する私娼の取り締まりが何度か行われました。その結果、特定の場所に定住しない比丘尼の需要が増えたのでしょう。

そして需要が高まると、一般の私娼の中にも比丘尼の姿を真似る者が現れたのです。

やがて売比丘尼は、山の手の武士の家や寺院を訪ねるだけではなく、より組織的な営業を行うようになります。ここから江戸時代独特の出張型の売春が発達していきました。

3ページ目 武士との心中事件で一斉弾圧へ…売比丘尼の「切ない最期」

 

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