手洗いをしっかりしよう!Japaaan

もしも豊臣秀長が長生きしていたら…?秀吉の暴走と豊臣家滅亡を防げた「最強のカリスマ性」

もしも豊臣秀長が長生きしていたら…?秀吉の暴走と豊臣家滅亡を防げた「最強のカリスマ性」:3ページ目

没落への道筋

秀吉の死後には、生前の秀長が警戒していた家臣団の派閥争いが一気に表面化しました。石田三成加藤清正らの対立が深まり、政権の統制力は急速に弱まっていきます。

この内部対立が最終的には関ヶ原の戦いへとつながり、豊臣家の命運を決定づける結果となったのです。

関ヶ原で敗れた豊臣家は大坂城に力を集中させますが、この時、家臣団の結束はすでに失われていました。大坂の陣では徳川方に包囲され、豊臣家は滅亡します。

この一連の流れを見ると、豊臣政権の崩壊は、豊臣秀長の死とほぼ同時期に起きていることが分かります。

秀長が存命であれば、家臣団の対立を抑え、秀吉の急激な政策を和らげ、後継問題にも一定の秩序を与えていたかも知れません。

そうすれば豊臣政権の崩壊も食い止められ、ひょっとするとその後の日本の歴史は、私たちの全く知らない様相になっていた可能性があります。

歴史上の英雄には二種類あります。「生き永らえることで歴史を変えた」タイプと、「亡くなることで歴史が変わった」タイプです。

もちろん歴史にifはないので断定はできませんが、例えば徳川家康は前者のタイプに該当します。一方、豊臣秀長は後者のタイプだと言えるでしょう。

※関連記事:

【豊臣兄弟!】「私を娶れ」勝家との祝言決意が意味するもの…広がるお市ロス、悲劇へ向かう誇り高き生涯

「私(わたくし)を娶れ」第30回放送「清須会議」の終盤で、お市(宮崎あおい)は柴田勝家(山口馬木也)に自分と結婚するよう命じます。すべては織田家乗っ取りを目論む羽柴秀吉(池松壮亮)の野望を阻止する…

『豊臣兄弟!』なぜお市は秀吉の勧めで柴田勝家と再婚した?悲劇に繋がる「真相」を史料と伏線から探る

NHK大河ドラマ「豊臣兄弟!」第30回『清洲会議』。浅井長政(中島歩)が自刃し、竹中半兵衛(菅田将暉)が逝き、織田信長(小栗旬)が去り、明智光秀(要潤)は別れを告げ……。戦国史で有名な…

『豊臣兄弟!』三法師の誘拐は史実?秀吉の“暴挙”、お市&勝家再婚の真意…第30回放送の真相考察

やるべきことや生き甲斐を見つけられると、人は悲しみを乗り越えられる。それが今回のテーマだったように感じました。与一郎(大西利空)を亡くした悲しみを乗り越えるために女性たちは小袖を作り、信長(小…

参考資料:中野明『図解 豊臣秀長「No2」の仕事術: カリスマ秀吉の「右腕」に学ぶ超一流の戦略展開スキル』Gakken、2025年
画像:Wikipedia、PhotoAC

 

RELATED 関連する記事