『豊臣兄弟!』上月城の全員自害、史実は?別所長治はなぜ謀叛?饅頭こわい村重…第22回放送を考察:4ページ目
饅頭こわい?信長が突き出した刀を前に、村重は……
信長に謀叛の疑いをかけられてしまった村重が、刀に刺した饅頭を食わされる場面は、軍記物語『絵本太閤記』が元ネタです。しかし時期は異なり、村重が初めて信長に謁見した時のことでした。
村重が「それがしにお任せ下されば、摂津一国を斬り従えてご覧に入れましょう」と大言壮語するので、信長は自分が食っていた饅頭を刀で刺し貫き、それを村重に突き出したのです。
……某(それがし)に切取の事を仰付られしかば身命を抛(なげうち)切鎮めるべしと言上なるに春永(信長)莞尓(かんじ/にっこり)として答をなさず坐右と見たまふに高坏(たかつき)に饅頭を盛並しものあり腰刀を引抜切先に三つ五つ串貫(さしつらぬき)いうに村重我寸志なり食すべしとて目の上に差付たまふ一坐色を失なふ中に荒儀(荒木)聊(いささか)恐るるさまなく有がたしとにじりより大の口をくわつと開き切先に貫し饅頭を只一ト口(ひとくち)に食ん(くわん)となす春永(信長)大きに笑いたまひ聞及し汝(なんじ)が大膽(だいたん)我をかく驚せり望に任せ切取て摂津守たるべしと仰ければ村重面目を施し直(すぐ)に打立程なく一国を切従へしが……
※歌川国芳「太平記英勇傳 荒儀摂津守村重」
信長が笑顔で刀を突きつけてくるなんて、実に恐怖以外の何物でもありません。周囲が恐れおののく中、村重当人はためらうことなく大口を開け、饅頭を一口で平らげたということです。
この豪胆ぶりこそ村重の真骨頂であり、また大言壮語を実現せしめるだけの武勇と知略を兼ね備えて摂津一国を斬り従えたのでした。
まさに下剋上の申し子!家臣と領民への裏切りに関しては戦国時代トップクラスのクズ武将・荒木村重
第23回放送「さらば半兵衛」
荒木村重(トータス松本)が謀反を起こした。独断で村重の説得に向かった官兵衛(倉悠貴)は、捕らわれの身となってしまう。官兵衛が裏切ったという噂が流れる中、信長(小栗旬)から、長浜で寧々(浜辺美波)が預かっている官兵衛の子を始末しろという命令が。半兵衛(菅田将暉)は、ためらう秀吉(池松壮亮)と小一郎(仲野太賀)に、幼い命を救う策を提案。だが、差配を任され長浜へ向かう半兵衛の胸には別の思惑があった。
※NHK大河ドラマ「豊臣兄弟!」公式サイトより。
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残念ながら、ここ最近生き急いでいた半兵衛がここまでのようです。次の軍師として見出した小寺官兵衛に後を託し、どのような最期を飾るのでしょうか。
また荒木村重の謀叛がどのような展開を迎えるのかにも注目です。次週も目が離せませんね!
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