『豊臣兄弟!』上月城の全員自害、史実は?別所長治はなぜ謀叛?饅頭こわい村重…第22回放送を考察:3ページ目
秀吉に見捨てられた上月城と尼子主従、再興の志果てる
赤松政範を滅ぼした後、上月城を預けられた尼子勝久と山中幸盛(廣瀬友祐)は、迫りくる毛利の大軍に一歩も退かず、最期まで戦い抜きました。
彼らが恃みにしていた秀吉は三木城=別所対策に追われており、上月城を見捨てざるを得なかったようです。
秀吉は勝久らに上月城を放棄するよう使者を送っていますが、勝久らはここを死に場所と定めていたらしく、これを聞き入れませんでした。秀吉にすればやむを得なかったと言えるでしょうか。
かくして勝久らは決戦に臨み、刀折れ矢尽きるまで戦ったのです。軍記物語『陰徳太平記』では勝久が毛利に降伏する際、幸盛はじめ家臣たちに感謝を述べる場面がありました。
本来ならば僧侶として一生を終えるはずだったのに、皆が尼子再興の望みを託し、大将として担ぎ上げてくれたのです。勝久とすれば、武家の男子としてこれ以上の喜びはなかったことでしょう。
そして勝久は自刃し、捕虜となった幸盛はなおも尼子再興を諦めず、護送中に逃亡を図って斬殺されてしまいました。
最期まで尼子再興を諦めなかった山中幸盛は、日本史上でも屈指の英雄に数えられ、今も人々から愛され続けています。
【豊臣兄弟!】上月城に入った尼子勝久(渡邉蒼)とは?山中幸盛と尼子再興を夢見るも悲劇的な末路をたどる
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4ページ目 饅頭こわい?信長が突き出した刀を前に、村重は……

