手洗いをしっかりしよう!Japaaan

旅館にある“謎の窓際スペース”、その名は「広縁(ひろえん)」定番化されるに至った秘められた歴史

旅館にある“謎の窓際スペース”、その名は「広縁(ひろえん)」定番化されるに至った秘められた歴史:3ページ目

今も愛される広縁

現代の旅館における広縁は、自由に使える多目的な空間として活用されています。

例えばサンルームのように日光を取り入れ、景色を眺めながらくつろぐ場として最適です。南側に面していることが多いため、自然光が入りやすく、心身のリフレッシュにも向いています。

また、濡れたタオルや衣類を乾かす場所としても便利で、窓際の採光を生かした実用性もなかなかのものです。

こうしてみていくと、広縁は単なる窓際のスペースではないことが分かります。日本家屋の伝統、戦後の観光政策、外国人受け入れの歴史が重なって生まれた空間なのです。

旅館に泊まる際には、ぜひ広縁に目を向けてみてください。そこに座るだけで、日本の暮らしと観光の歴史がそっと寄り添ってくるはずです。

※関連記事:

和室には欠かせない「畳」はそもそもいつ頃から敷くようになったのか?2種類の敷き方の違いも紹介

和室に欠かせない「畳」元々の起源については、はっきりとしたことは分かっていませんが、一説には、弥生時代に稲わらを敷いていたことに依るそうです。※あわせて読みたい[insert_po…

神聖な場所としての起源を持つ、和室ならではの空間「床の間」の歴史や意外なタブーを紹介

みなさんのお家には、「床の間」がついている和室がありますか?「畳や押し入れのある部屋はあるけれど、床の間はない」「旅館でしか見たことがない」という場合もあるかもしれません。あるだけでぐっと和風…

あまり目に留めない「畳の縁」の色柄には、格式や様々な意味があるんです

畳の縁をみれば誰が座るか分かる寺社や武家屋敷などにいくと、一般宅ではあまり使われない煌びやかな文様の畳の縁を目にすることも多いと思います。単に趣味や嗜好で柄を選ぶのではなく、昔は身分によっ…

参考資料:
弁護士ドットコムニュース
SOTETSU HOTELS

 

RELATED 関連する記事