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江戸のインフラは先進国レベル!近代化に出遅れたはずの江戸時代、実は産業技術の高さにペリーも驚いていた:3ページ目
インフラ整備と識字率
江戸の都市インフラも、世界的に見ても先進国レベルと言える水準でした。
上水道が整備され、糞尿は農村で肥料として再利用されるなど、循環型社会が成立していたのです。
インフラの整備と維持は先進国の条件の一つです。その観点で見れば、江戸の都市機能は世界的にも高水準だったと言えるでしょう。
文化面でも日本は成熟していました。ペリーは『日本遠征記』で、日本社会における女性の地位の高さに注目しています。
彼は「東洋で最も道徳的で洗練された国民」と評価し、一夫多妻制がなく、女性が家族の一員として尊重されていた点を高く評価しました。
ただ識字率については、近年の研究ではこれまで過大評価されていたことが指摘されています。
しかし、寺子屋教育により庶民にも読み書きが広く普及していたことは事実です。
江戸時代、全国に自然発生的に広まった「寺子屋」ではどんな勉強をしていたのか?
江戸時代の日本は知識層に限らず、一般庶民の識字率もかなり高い時代でした。江戸幕府によって天下が安定し、太平の世が続くと経済が発展し、あらゆる階層の人たちに読み書きや計算の基本能力が求められるようになっ…
明治初年の識字率は男子で4%、女子で10%とされています。これは当時の世界水準と比較しても、決して低くはありませんでした。
結論として、江戸時代の日本は「後進国」ではありませんでした。産業革命型の機械文明こそ持っていませんでしたが、手工業の技術、都市インフラ、教育、社会秩序など、多くの面で高い成熟度を持っていたのです。
ペリーを驚かせたのは、日本の「伸びしろ」と「潜在力」でした。鎖国政策は国内産業を育てる保護政策として機能し、その後の開国後の急速な近代化を支える土台となったのです。
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参考資料:浮世博史『くつがえされた幕末維新史』2024年、さくら舎
画像:photoAC,Wikipedia
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