豊富なイラストと、読み応えのあるコラムで、百人一首の世界に楽しく深く親しめる『大人の教養図鑑 百人一首』が発売されました。

近年、マンガやアニメ、映画も作られたりして、百人一首は、大変な人気となっていますが、その歌の意味や、作者の人生、詠まれた時代背景に意識が向かう人は、少ないのではないでしょうか。

本書は、とっつきやすい紙面と、意外と詳しい記事との二層構造で、百人一首の世界を歴史的な観点からも知ることができる一冊となっています。

「1番 天智天皇」から「100番 順徳院」まで実は400年の時の経過がある『百人一首』。これを一冊の本として読むには、それぞれの和歌の時代背景を知ることが大切です。

そこで、本書では『百人一首」全編を「時代」ごとに5章にわけ、それぞれの章頭には、時代の特徴や、おもな歌人などを特集。

• 第1章：飛鳥・奈良時代――いにしえの都
• 第2章：平安時代・前期――理想の三帝
• 第3章：平安時代・中期――月満ちて藤花満開
• 第4章：平安時代・後期――藤の散りぎわ
• 第5章：鎌倉時代・初期――黄昏る京

冒頭には描き起こしのイメージイラストを掲載。直感的にその和歌の世界に入れる仕掛けになっています。イラストでなんとなくイメージをつかんだら、現代語訳、古語の説明、和歌のポイント解説、と読み進めます。

続いてオールカラーならではの地図や系図、イラストをふんだんに交えた、歴史ハイライト（和歌の歴史的背景）、文学ハイライト（和歌の文学的な意味）、雑学ハイライト（和歌にちなんだ雑学的知識）、さらには、読み応えのあるコラムも充実しています。

『大人の教養図鑑 百人一首』は全国の書店、ネット書店にて1,870円（10％税込）で販売中です。