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あまりのユルさにほっこり!明治初期に描かれた鬼キュートな「地獄絵巻」が話題

あまりのユルさにほっこり!明治初期に描かれた鬼キュートな「地獄絵巻」が話題

地獄の世界を描いた「地獄絵巻」「地獄草紙」といった作品は数々描かれていますが、今回紹介する地獄絵巻の世界観がなんともユルいタッチなのです。地獄を描いているのにどこかキュートな鬼と人間の表情がたまりません。

地獄を描いた作品としては12世紀に描かれた「地獄草紙」がとても有名で、東京国立博物館、奈良国立博物館などに所蔵され国宝となっています。絵のテイストも地獄の惨さが伝わって来る作品です。幕末の絵師 河鍋暁斎の描いた数々の地獄・鬼の作品もとても人気が高いです。

正福寺の地獄極楽図(出典:文化遺産オンライン)

「地獄絵巻」は、仏教における罪と罰の概念を視覚化した絵巻物で、鎌倉時代から室町時代を中心に多く描かれてきました。

日本では”地獄”と聞いて馴染みがあるのは”閻魔大王”ですが、閻魔大王の裁きをはじめ、阿鼻地獄、焦熱地獄などのさまざまなシーンがひとつの絵巻物に描き綴られています。

なお、地獄には閻魔大王だけではなく、十人の王様「十王(じゅうおう)」がいるのを知っていますか?

閻魔大王だけじゃなかった!地獄を支配している「十王」たちの顔ぶれを紹介

「嘘を吐(つ)いたら、地獄で閻魔(えんま)様に舌を引っこ抜かれるんだからね!」子供の頃、よくそう言われたものですが、大人になると地獄を治めているのは閻魔様だけじゃなく、十人の王様「十王(じゅう…

今回紹介するのは明治時代初期に描かれた地獄絵図です。記事の冒頭でも書きましたが、この地獄絵図の雰囲気がなんともユルいのです。こんな楽しそうな地獄だったら一度くらい覗いてみたくなっちゃう…かな?

以下のページにて「地獄絵巻」の全シーンを紹介していますので、是非チェックしてみてください。

「地獄絵巻」の全シーンを見る

 
 

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