
コンセプトは「数寄メカニカル」。セイコー<クレドール>から画家・山口晃とコラボした限定ウォッチが登場
セイコーが展開する高級ウォッチブランド「クレドール」から、画家・山口晃氏とコラボレーションした、「<クレドール>Art Piece Collection 山口晃氏コラボレーション 限定モデル」が登場。

画家・山口晃氏の作品は、日本の伝統的絵画の様式を用い、油絵という技法を使って描かれる作風が特徴。都市鳥瞰図・合戦図などの絵画のみならず立体、漫画、インスタレーションなど表現方法は多岐にわたります。
<クレドール>と画家・山口晃氏は、ともに日本の伝統や文化を大切にしながら、独自の感性と現代性を融合させ、昇華させる姿勢において共鳴し、このたび特別なコラボレーションが実現。
デザインコンセプトは「数寄メカニカル」

「数寄メカニカル」をデザインコンセプトとする本モデルは、「てんぷ」を起点に、一雫が万象へと化生する生命の律動から着想を得て、デザインされています。
「数寄(すき)」とは、風流なものや風雅なものに心を寄せることを意味します。機械式腕時計の魅力を、山口氏ならではの感性で存分に表現しています。
山口氏がまず着目したのは、機械式腕時計の心臓部とも言われる「てんぷ」です。機械式腕時計が正確に時を刻むために欠かせない、この重要なパーツを起点に、生命の息吹が波紋のように広がり、万物が展開していく様子をイメージしています。
革新的デザインのインデックス

さらに山口氏はクレドールのインデックスの輝きに着目し、日本画のコードの一つである菱文様を構成するものとして採用。光の入り具合によって光と影が反転する美しいデザインを実現するために、菱文様を構成する合計11種、60本に及ぶインデックスを新たに開発。盤面の様々な菱文様と立体的に配置されたインデックスが重なり合い、平面であるはずのダイヤルに奥行き感が生まれます。この独自の構造は、まるでだまし絵を見ているような不思議な感覚をもたらします。
天体のリズムが息づく裏ぶたのデザイン

裏ぶたのデザインは、輝きながら規則的に動くてんぷを月に見立て、そこからススキの野原が広がり、そのススキがほどけて秋草となり、曲線へと展開し、やがて天体の楕円軌道へとつながっていくさまを表しています。
さらに、山口氏のファンにとっては、特別な意味を持つ山口氏の落款印の刻印もデザインの一部として巧みに組み込んでいます。
「<クレドール>Art Piece Collection 山口晃氏コラボレーション 限定モデル」は、2025年8月8日(金)から発売されます。限定数量15本。価格は3,300,000円です。