
気になる唐丸の過去と今後…【大河ドラマべらぼう】2月2日放送回の振り返り&解説:4ページ目
次郎兵衛は何を吹いていた?
劇中で次郎兵衛(中村蒼)が何やら吹いて遊んでいました。
字幕ではポッピンと明記されていましたが、字幕も副音声もなしで観ていた方にはよく分からなかったかも知れません。
これはポッピンまたはビードロと言いまして、ガラスで作った玩具です。
喜多川歌麿の美人画「ポッピンを吹く女」を、何かの教科書で見たご記憶があるかも知れませんね。
このポッピンとはガラス瓶の底を薄く作ったもので、吹いたり吸ったりすると音が鳴る仕組みです。
ポッピンとは鳴る音に由来する名前で、別名をポッペン・ポペン・ポピン・ポンピン・ピンポン・チャンポンなど様々でした。
またビードロとは材質のガラス(ポルトガル語でビードロ)に由来します。
南蛮渡来かと思ったら江戸時代後期に大陸から渡ってきたそうで、正月の縁起物とされたこともあるとか。
軽やかな音が縁起よさげだったのか、あるいは旧正月(春節)などのおめでたいタイミングで伝わったゆえかも知れませんね。
ただお察しの通り、材質がガラスなので調子に乗って吹いているとすぐに割れてしまいます。
すぐに壊れて怪我をしやすい(破片で手指を切ったり、小さい破片を吸い込んだりなど)ため、次第に縁起物としては扱われなくなりました。