「光る君へ」道長暗殺計画は事実?禁忌をおかす喜び…『和泉式部日記』爆誕!?第35回放送(9月15日)振り返り:3ページ目
早死は神の斎垣を越えた祟り?
藤原惟規の夜這いエピソードはこちら:
夜這いで危機一髪!”神の斎垣”を越えた紫式部の弟・藤原惟規のエピソード【光る君へ】
NHK大河ドラマ「光る君へ」皆さんも楽しんでいますか?まひろ(藤式部。吉高由里子)の弟として何かと比べられながらも、飄々とマイペースを貫く藤原惟規(高杉真宙)。筆者は彼が大の贔屓で、い…
源為理の娘
斎院の中将(さいいんのちゅうじょう)
小坂 菜緒(こさか・なお)
源為理の娘。62代・村上天皇の第十皇女である選子内親王(のぶこないしんのう)に仕える。藤原惟規の恋人。※NHK大河ドラマ「光る君へ」公式サイトより。
斎院の中将(小坂菜緒)に夜這いをかけ、一度は捕まったものの和歌を披露したことで解放された藤原惟規(高杉真宙)。
神域をおかす禁忌ゆえに燃え上がる……なんて言っていますが、まひろの忠告どおり?早死にしてしまうのです。
ちなみに今回の元ネタである『今昔物語集』などの説話では、惟規は捕まらず、賀茂斎院・選子内親王(せんし/のぶこ)の計らいで解放されました。
恐らく制作当局は「引き離される男女」を描きたかったのでしょう。
アレンジとしては許容範囲ながら、原作の方が雅やかでよかったな、と思います。
それにしても、禁忌をおかすことに喜びを感じる人って、いつの時代も一定数いたのでしょうね。