「光る君へ」道長暗殺計画は事実?禁忌をおかす喜び…『和泉式部日記』爆誕!?第35回放送(9月15日)振り返り:4ページ目
まひろの勧めで書かれた?『和泉式部日記』とは
ものをのみ 乱れてぞ思ふ 誰かには
今は嘆かん むばたまのすじ※『和泉式部集続集』974(帥宮挽歌群)
【意訳】亡きあなたのことばかり想い、心が続けます。黒髪が乱れてしまった嘆きを、誰に伝えたらいいのでしょうか……。
……まぁ、少なくともまひろではなさそうですね。多分実際の和泉式部も伝えてはいないでしょう。という心中のツッコミはさておき。
書くことで悲しみに向き合い、立ち直ることができる。そんなまひろのアドバイスによって書かれるであろう『和泉式部日記』。
こちらは為尊親王(ためたか)・敦道親王(あつみち)との恋愛遍歴を描いた回顧録です。
道ならぬ恋によって夫・橘道貞(みちかだ)と離婚し(諸説あり)、父・大江雅致(まさむね)からは勘当され……まさに悲劇のヒロインとして自らを省みました。
他にも複数男性との関係が噂される中、道長の家司である藤原保昌(やすまさ)と再婚。その任国へ下って表舞台から姿を消します。
果たして今後、登場することはあるのでしょうか。
※和泉式部の前夫・橘道貞について:
【光る君へ】相次ぐ和泉式部(あかね)の不倫、不倫、不倫…それでも離婚しなかった夫・橘道貞の生涯
第36回放送「待ち望まれた日」
まひろの助言と道長の御嶽詣により、諸々が好転し始めました。次週は念願の皇子出産が描かれるようです。
その記録係に抜擢されたまひろは『紫式部日記』を書きしるし、世にもめでたい乱痴気騒ぎが描かれることに。
道長にとっては権力の絶頂に昇るまでカウントダウンが始まる中、死んだ魚の目をして現れたのが清少納言(ファーストサマーウイカ)。
「その物語を、私も読みとうございます」
……なるほど。後世ライバルと呼ばれた紫式部と清少納言の関係は、少納言の一方的な嫉妬と憎悪によるものとされるようです。
そりゃ遠回しに亡き皇后・藤原定子(高畑充希)を悪しざまに言われれば、気づかぬ彼女ではないでしょう。
次週も大盛り上がりの予感、楽しみに見守りたいですね!