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ついにきた求婚!今後まだ子を生む定子!まひろを逆ハニートラップ…大河ドラマ「光る君へ」6月9日放送振り返り

ついにきた求婚!今後まだ子を生む定子!まひろを逆ハニートラップ…大河ドラマ「光る君へ」6月9日放送振り返り:4ページ目

周明「私を宰相の侍医に推挙して」宰相って誰?登場するの?

まひろを逆ハニートラップにかけて、宋と朝廷の直接交易を狙う周明。

「成功したら、私を宰相様の侍医にご推挙ください」

そんな野望を口にしていました。

ところで宰相って誰?話の流れから考えると、宋国の宰相ですね。

長徳3年(997年)時点の宋国宰相は、その名を呂端(りょ たん)と言いました。当時63歳です。

清泰2年(935年)に幽州安次県(中国河北省廊坊市)で生まれます。大らかな人物だったらしく、時にそれが大雑把と見られたようです。

宋の皇帝・太宗が呂端を宰相に取り立てようとした時に批判する者がいました。

「呂端は大雑把な人物なので、宰相に取り立てては国が乱れます(呂端為人糊塗)」

しかし太宗は意見を変えず、その者を諭して言います。

「呂端は細かいことは苦手のようだが、ここ一番の大事を疎かにすることはない(端小事糊塗、大事不糊塗)」

国を治める要諦は、大事なポイントだけを押さえて後は民力に委ねること。

才能に任せてあれやこれやと口を出しては、却って活力を損ねてしまうものです。

かくして呂端は至道元年(995年)に宰相となり、要点だけを押さえた政で賢臣と讃えられたのでした。

このエピソードは「呂端大事不糊塗(呂端は大事を外さない)」という故事成語として後世に伝わり、現代中国でもしばしば用いられると言います。

果たして呂端が大河ドラマに登場するのか否か……あなたはどう思いますか?

第24回放送「忘れえぬ人」

まひろが三角関係の渦中にある中、朝廷では道長が着々と道長らしくなっていました。

次週の第24回放送「忘れえぬ人」では、まひろが周明か宣孝のどちらを選ぶか決断するようです。

普通に考えればセクハラ親父の宣孝よりも若くて誠実そうな周明でしょうが、こういうのは理屈通りに行かないのがお約束。

ワンチャン宋へ渡って危ない目に遭うのも物語的にはありそうですが、果たしてどうなるのでしょうか。次週も目が離せませんね!

トップ画像:大河ドラマ「光る君へ」公式サイトより

 

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