豆に宿りし霊的パワー!日本古来から信じられてきた、豆類が持つ悪霊を退散させる力とは?
金時豆とは
金時豆(きんときまめ)はインゲンマメの代表的な種類で、原産地は中南米です。日本で昔から愛されているこの穀物について、その歴史や由来を紐解いてみましょう。
金時豆は6世紀末にヨーロッパを経由して中国に伝わり、日本には7世紀に伝わってきたと言われています。現在は主に北海道で栽培されており、その中でもよく知られている品種が大正金時です。
この大正金時は、昭和初期に北海道十勝地方の幕別村で発見され、大正村(現在は帯広市の一部)で量産されたことからその名が付きました。
その後、品種改良が進み北海金時、福勝(ふくまさり)、福良金時(ふくらきんとき)、福寿金時(ふくじゅきんとき)などの種類が育成されています。
金時豆は栄養価が高いのも大きな魅力。なんとポリフェノールの含有量は大豆の三倍です。ポリフェノールは抗酸化作用が強く、身体の中の有害物質の活性酸素を除去してくれる効果があります。
さらに食物繊維も豊富で、大豆の1.7倍も含まれています。
金時豆は、このような栄養価の高さと美味しさから、さまざまな料理に使われています。
特に、煮豆や洋風の煮込み料理、甘納豆の原料として多く使われているのは皆さんもご存じでしょう。ちなみに白金時豆は、白餡の原料としても利用されています。
ところで、この金時豆の名前の由来について皆さんはご存じでしょうか?