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大河ドラマ「どうする家康」史実をもとにライター角田晶生が振り返る 戦国時代、合戦にもルールがあった!小田原・関ヶ原の戦いを前に、徳川家康が発した軍令がこちら【どうする家康】

戦国時代、合戦にもルールがあった!小田原・関ヶ原の戦いを前に、徳川家康が発した軍令がこちら【どうする家康】

終わりに

以上、徳川家康の軍令を2例紹介してきました。

今も昔も、軍隊には規律の厳守が不可欠だったようです。ちなみに現代日本の自衛隊にも、このような宣誓が定められています。

宣誓

私は、我が国の平和と独立を守る自衛隊の使命を自覚し、日本国憲法及び法令を遵守し、一致団結、厳正な規律を保持し、常に徳操を養い、人格を尊重し、心身を鍛え、技能を磨き、政治的活動に関与せず、強い責任感をもつて専心職務の遂行に当たり、事に臨んでは危険を顧みず、身をもつて責務の完遂に務め、もつて国民の負託にこたえることを誓います。

※自衛隊法施行規則 第39条

どれほど戦闘・戦術がハイテク化されようと、結局戦っているのは人間同士。個々の将兵が規律をもって連携してこそ勝利をつかみ、また精強な抑止力によって日本の平和と独立が守られるのは言うまでもないことです。

ちなみに、他の戦国大名もそれぞれ発しているので、また改めて紹介できればと思います。大名ごとの共通点や相違点など、比較したら面白そうですね!

※参考文献:

  • 稲垣史生 編『戦国武家事典』青蛙房、1981年7月
 

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