「鎌倉殿の13人」次の鎌倉殿はもちろん源頼家?それとも…第26回放送「悲しむ前に」予習:3ページ目
終わりに
結局、頼家が鎌倉殿を継承。比企一族はその外戚として権勢を増していく一方、北条一族は劣勢を余儀なくされることに。
かねがね比企一族の台頭を快く思わず、対抗意識を燃やしてきた”りく(演:宮沢りえ。牧の方)”は、夫・時政の尻をつねり上げたことでしょう。
大河ドラマの予告編では本命(比企派)の頼家に対し、対抗(北条派)の全成が担ぎ上げられ、鎌倉が分裂の危機を迎えることに。
北条なくして頼朝の挙兵は出来ず、今日の鎌倉はなかった……まさに「北条あっての鎌倉」を失う訳にはいかないのです。
そんな父たちの思いに対して、北条義時(演:小栗旬)と尼御台となった政子(演:小池栄子)は「鎌倉あっての北条」との思いを示しており、これが後に父子決別の前兆となります。
頼朝が亡くなってからいよいよ本番を迎える御家人たちの権力抗争。鎌倉殿の後継者争いをキッカケに激化していく比企と北条の対立を、果たしてどのように描いていくのか。これからも手に汗握る展開になりそうです。
※参考文献:
- 『NHK大河ドラマ・ガイド 鎌倉殿の13人 後編』NHK出版、2022年6月