和服が和食に続いての無形文化遺産登録を目指す。日本和装が署名活動開始
和服を無形文化遺産にしようという動きが、始まってるそうです。
和食が無形文化遺産に登録されたのは、記憶に新しいところです。日本文化の華にして、私たちの生活に最も深く根ざした文化である、和食。しかし、その無形文化遺産登録によって私たちの生活における和食のウェイトが下がっていることを気付かされ、また登録自体がそういった日本の現状を鑑みて決定されたことも、強く印象に残った出来事でした。
日常生活の中におけるウェイトの低下という事態は、和服においても起こってると言えるでしょう。いや正直、和食を遙かに凌ぐ勢いで進行してると言ってもいいかも知れません。オーソドックスというかオーセンティックというか、とにかく本当の意味で日常的な衣類として、私たちは和服を認識することは、正直、ありません。
積極的なおしゃれアイテムとして注目することはあっても、お茶漬けレベルの日常性を和服に感じる方は、かなり少ないのではないでしょうか。
そんな現状を何とかするため、日本和装さんが『和服を世界遺産にするための全国会議』と題したプロジェクトを始められてます。
着付教室を始めとする「きもの文化」継承を行う日本和装さんは、2014年のテーマを「きものを世界へ」と設定。誇るべき服飾文化としての和服を世界の人々に認めてもらうべく、和服の無形文化遺産登録を目指し、会員による署名活動を開始されてます。当面は、5万人の署名を目標とされてるとか。
登録されてから慌てて「和服ってクール」とか言わずに済むよう、私たちも普段から和服になじめるようになりたいものです。
日本和装 – 公式