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12月「師走」のいろんな語源や12月の別名を一挙に紹介!
他にもたくさん!12月の別名を一挙に紹介
さて、せっかくなので他にもたくさんある12月の別名を紹介したいと思います。
殷正(いんせい。古代中国の殷王朝では、この月を年初としていた)
親子月(おやこづき。奉公に出た子供が正月休暇で帰省できるから)
限月(かぎりのつき。一年の限り=終わり)
嘉平月(かへいづき。年末に祖先と神々を共に祀った古代中国の「臘祭」の別称・嘉平から)
季冬(きとう。冬10~12月の最終=季=末の月)
暮来月(くれこづき。年の暮れが来る)
建丑月(けんちゅうげつ。北斗七星の末端が丑の方角を指すから)
茶月(さげつ。茶という漢字を分解すると十、十、八十八で合計して108=除夜の鐘)
歳暮(せいぼ。現代でも「お歳暮」に贈り物をする習慣があります)
春待月(はるまちづき。1月から始まる春を待つ)
氷月(ひょうげつ。文字通り、とても寒い)
晩冬(ばんとう。冬10~12月の終わり=晩)
暮歳(ぼさい。年=歳の暮れ)
……などなど、他にもたくさんあるので、調べてみると楽しいでしょう。
※参考文献:
日本大辞典刊行会 編『日本国語大辞典 第11巻 しょた-せこん』小学館、1974年9月
岡田芳朗ら『現代こよみ読み解き事典』柏書房、1993年2月
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