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日本橋、遊郭、長屋…浮世絵で見る、江戸時代を生きる人々のタイムスケジュールはどうなっていた?【午前11時から午後1時頃】:4ページ目
女湯賑わう
さあ、お昼ごはんが終わると湯屋(銭湯)の女湯が賑わいはじめます。主に子育て中の女性などは早めに行ったようです。この頃の湯屋は男女混浴が当たり前だったので、男衆が来て混雑しないうちにという考えもあったのでしょう。
湯屋は大体朝五ツ(現在の午前8時頃)から夜五ツ(同じく午後8時頃)まで営業していました。湯屋が賑わうには少し早い時間のようにも思えますが、仕事を終えた男衆が来ないうちの、きれいな湯屋に入りたいという気持ちもわかります。
また長屋暮らしの人たちなどは、暗くなれば寝る(無駄に火を灯す油を使わない)という生活だったので、これは普通のことだったのです。
ちなみに、湯屋も水代や燃料費がかさむため、湯屋で髪を洗うことは禁止されていました。
吉原で昼見世始まる
さて、風呂に入ってきれいに着飾った吉原の遊女たちも、昼見世といって客に顔見世にでます。しかしこの時間帯はいわゆる観光客や暇な武士(参勤交代で江戸に来た武士達は割と暇でした)が多く、ひやかしに遊女の顔を見に来る人が多かったようです。
ですから遊女たちもカルタ遊びをしたり、占いをしたりして過ごしていたようです。しかしお客がつけば、ちゃんと仕事をしました。
次回の(午後1時から午後3時)に続きます。
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