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「いだてん」第11話振り返り。「日本人に短距離走は100年早い」三島の敗因は?:2ページ目
三島弥彦は軒並み予選敗退
マラソンに先んじてトラック競技が行われ、弥彦は100m、200m、400mに出場しています。
100mの記録は11秒8。これは今まで12秒台だった三島にとっては自己新記録でしたが、欧米の選手たちとは1秒以上も離されており、予選敗退。このストックホルムオリンピックの記録から公認の世界記録として残っていますが、このときの世界記録はアメリカ人選手であるドナルド・リッピンコットが予選でたたき出した10秒6でした。金メダルのラルフ・クレイグが10秒8。銀、銅も10秒9と、トップ選手はみな10秒台で走っています。
弥彦は200mでもトップからおよそ2~3秒は離されており、これも遠く及ばず。400mは2人棄権者が出たため準決勝までは進んだものの、それも2人中2着。準決勝は足の痛みを訴え棄権していますが、これは精神的理由のほうが大きかったのでは、といわれています。
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