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NHK大河ドラマ「いだてん 東京オリムピック噺」振り返り 「いだてん」第8話振り返り。「天狗倶楽部」メンバーのおさらい!野球に関わった人物が多い?

「いだてん」第8話振り返り。「天狗倶楽部」メンバーのおさらい!野球に関わった人物が多い?

乃木希典と並び称される「将軍」!?吉岡信敬

まず一人目。満島真之介が演じているのが吉岡信敬(よしおかしんけい/のぶよし)です。早稲田大学のOBで、主に野球の応援隊長として活躍した人物でした。もともと早稲田中学校時代に野球部に在籍していましたが、どうもスポーツをやる才能はあまりなかったようで……。それでもスポーツ愛があったので、応援に精を出したのでした。

あらゆるスポーツの応援をしていた信敬は、「虎鬚彌次将軍」と呼ばれるようになります。特に軍に所属していたわけではないのですが、この名が全国まで知られるようになり、なんと乃木希典、葦原金次郎に並んで三大将軍と呼ばれたのだとか。ものすごい人気だったようですが、行き過ぎた応援のせいで早慶戦が20年近く中止になる原因を作った張本人でもありました。

天狗倶楽部の主催者・押川春浪はSF小説の第一人者

武井壮が演じている押川春浪(おしかわしゅんろう)は、彼らの所属する「天狗倶楽部」の主催者でした、三島や吉岡よりだいぶ年上で、ドラマスタート時の時代にはすでに作家として活躍していました。冒険小説を取り上げる雑誌『冒険世界』を刊行した人物でもあり、この雑誌上で天狗倶楽部の活動など、スポーツの盛り上がりを大きく取り上げたことで、スポーツ振興に貢献しました。

彼の弟・押川清(おしかわせい)はアマチュアの野球選手でしたが、日本初のプロ野球チーム創設者として知られています。

3ページ目 文芸評論家であり京浜電鉄の社員・中沢臨川

 

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