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ため口、一点張り…いろいろある“賭け事”から生まれた日本語を紹介!:2ページ目
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ため口
「ため」とは、もともと博打用語で「ぞろ目(同目)」を意味する言葉です。
「五分五分」の表す隠語として使われるていたのが次第に「対等」や「同じ」という意味も表すようになりました。そこから転じて「同い年の相手に話すような口のきき方」を「ため口」というようになりました。
一か八か
この言葉の由来はわりと知られているかもしれません。丁半博打に由来する言葉です。「一」と「八」はそれぞれ「丁」と「半」という漢字の上部分をとったもので、丁半博打は、サイコロの目の出方によって「勝ち/負け」が大きくことなることから、「結果がわからぬまま運を天に任せて勝負を試みること」という意味の慣用句としてつかわれるようになりました。
私たちの言葉の中に博打由来の言葉が多く含まれていることを知ってビックリしますよね。
そういえば、以前紹介させていただいた「ピンキリ」という言葉の由来も、賭け事に関係していました。
ピンからキリまでの「ピンキリ」という言葉の語源、実はポルトガル語から来ている?
日本語の中にあるちょっとした言い回し。なんとなくニュアンスは分かるけれども、よく考えると単語の意味がよくわからない、なんてこともありますよね。これまでの語源の紹介記事ははこちらから「ピンキ…
もちろん、これらの言葉たちは博徒たちの手を離れて、すっかりその由来すら忘れられて使われていたわけです。
ちょっとした業界用語が一般的な日本語として広がりを見せるのも、日本語ならではのおもしろさかもしれません。
参考
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