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そうだったの?江戸時代 武士道の精華いざ敵討ち!ちょちょっと待って、実はルールがちゃんとありました

武士道の精華いざ敵討ち!ちょちょっと待って、実はルールがちゃんとありました

武士道の精華として称賛されてきた敵討ちですが、実はルールがたくさんあったとか。敵討ちはルールに則って遂行しないといけないのです。

敵討ちのルール

じゃ、具体的にどんなルールかというと…

  • 敵討ちできるのは、師匠または父母・叔父叔母・兄姉など目上の近親者が殺された場合のみ。子供の敵を親が討つことはできない。
  • 主君(藩庁)に敵討ちすることを届け出て、許しを得ないといけない。
  • 返り討ちにあった場合、その敵討ちは許されない。

藩が敵討ちを許可したら、幕府にその旨を届けて、町奉公所の敵討帳と言上帳(ごんじょうちょう)に帳付けしてもらうことで、町奉公所から敵討ち許可書である書替(かきかえ)を貰えるというわけ。これで、ようやく敵討ちができるのです。

きちんと手続きしたら恩恵あります

敵討ちをするからにはルールに従うしかありません。開始するまでに意外と手間ひまがかかりますが、きちんと手続きを行うことでいいこともあったのです。

敵を探す旅先の諸大名の城下町で敵を見つけたら、いきなり敵討ちを開始するのは得策ではありません。まずは藩役所に訴え出ると、敵の身柄を拘束してくれるだけでなく、敵討ちの場所を設営してもらえるなどのメリットがあったとか。

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