「天狗の髑髏」に「雷獣のミイラ」!?史実と伝承が交差する…日本各地に眠る奇怪な物体たちの正体:3ページ目
「神社姫」になった人魚
その肉が不老長寿を与えるとして有名な人魚。人魚の肉を食べて800歳まで生きた八百比丘尼の伝説も相まって、いつしか人魚は妖怪を超えて神のような存在に。その後は江戸時代には疫病除けや商売繁盛を授ける存在としても変容していきました。
江戸で赤痢が流行ったときに、美しい女性の顔と龍の体を持つ「神社姫」という妖怪が現れます。これは文政2年(1819年)、肥前国のある浜辺に現れた、全長2丈あまり(約6メートル)の、2本角と人の顔を持つ魚のようなものが原型のようです。
以前こちらでも紹介されましたが、「神社姫」は人魚の系譜をくむ妖怪とされています。
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その神社姫は「豊作が続いた後、永病が流行するので自分の絵を張り付けるように」と予言したとされ、厄除けの絵として描かれるようなりました。
人魚のミイラは「雷獣」と同じく、見世物やご利益アイテムとして積極的に作られていたようです。
日本の寺社には奉納された奇怪な存在が、まだまだありそうですね!
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参考書籍:『妖怪大探検』(PHP研究所)など


