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「天狗の髑髏」に「雷獣のミイラ」!?史実と伝承が交差する…日本各地に眠る奇怪な物体たちの正体

「天狗の髑髏」に「雷獣のミイラ」!?史実と伝承が交差する…日本各地に眠る奇怪な物体たちの正体:2ページ目

 
2026/09/15

大学という名の不思議な妖怪

「荒木家妖怪絵巻」という昨今有名な絵巻物があるのをご存じでしょうか。福岡県の志賀島出身で、江戸時代から続いた医者の家系です。その絵巻物に「大学」という名の妖怪?が登場します。

この大学が登場したのは、現在の滋賀県・岐阜県あたりの寝物語という里。大学という名は誰が名付けたのかと問うと、先祖の名で、山の殿の一の臣だという。

里の人が山の殿とは酒吞童子かと問うと、それには答えずに「荊大学」と名字を含めて名乗ったそうです。彼は古い鏡や剣、革の袋を持っていたが決して手放さなかったようです。

年齢は400歳、肌はイノシシの毛のようで、おならが非常に臭いという特徴があったようです。おならが臭いって…。ともあれ地元の人は彼を「山黒様」とよんで尊敬し、関係は良好だったそう。

江戸時代後期の『北越奇談』という書物にも、赤い髪で裸の大男が現れたとあります。
大学と大男などは、絵巻を見ると共通して裸で剛毛のようです。結局正体はよくわかりませんが、地元の人と交流し、害のない存在だったようです。

豊臣政権を揺るがした、降ってきた「毛」

文禄5年7月15日、豊臣秀吉の時代に京都で空から毛が降るという怪異が起きました。その毛は、馬の尾のような白や黒、赤い毛が降り、長さは15~60cmにもおよんだそうです。

毛が降る2日前には伏見城が大破するほどの大地震がおき、世間は秀吉への天からの警告だと恐れられました。

毛の目撃例はこのときだけではありません。

1707年(宝永4年)、富士山で史上最大の大噴火が起こりました。江戸が暗くなるほどの火山灰が空を覆ったのですが、その時も空から毛が降ってきたそうです。伊能忠敬の義理の祖父が毛を拾い集め、現代にも残されているそうです。

1793年にも江戸で毛が降ったという記録が残されていますが、この毛はいったい何なのでしょう?

火山毛というマグマが引き延ばされてできるガラス繊維という説もありますが、おだやかな噴火の時にしか発現しないそうなので、すべての毛の説明にはならないそうです。

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