『豊臣兄弟!』に登場し一瞬で切腹!部下の命と引き換えに散った名将・清水宗治の“辞世の句”とその最期:3ページ目
終わりに
浮世をば 今こそ渡れ 武士(もののふ)の 名を高松の 苔に残して
【歌意】今こそ浮世から極楽浄土へと渡っていこう。武士としての名誉を、ここ備中高松城の苔(コケ)に残せたのだから、一片の悔いもない。
こちらは宗治が切腹に臨んで詠んだ辞世です。大将として、自分の命と引き換えに部下の命を救うことは、名誉ある最期の務めでした。
その立派な最期を見届けるや否や、秀吉はただちに京都へ引き返す「中国大返し」にとりかかります。
劇中では実にあっさり描かれていましたが、このような名場面が描かれていました。
武士の鑑として敵味方から賞賛された宗治は、死後400年以上の歳月を経た大正13年(1924年)2月11日、宮内省より従四位(じゅしい)の位階を追贈されています。
名将・清水宗治の活躍を、またどこかの作品で観たいですね!
※参考文献:
- 小和田哲男『秀吉の天下統一戦争』吉川弘文館、2006年10月
- 谷口克広『戦争の日本史13 信長の天下布武への道』吉川弘文館、2006年12月
