朝ドラ『風、薫る』りんのモデル・大関和が解任された本当の理由…今井医師のモデル・佐藤三吉が引き留めないわけ:4ページ目
建議書のほかにも「医師が和を嫌う」理由が
ドラマの中では、最初は患者として登場した「チュウ」こと丸山忠蔵(若林時英)は、実は『新宿中村屋』の創業者・相馬愛蔵がモデルとされ、史実ではりんのモデル・大関和と、長い友情の絆で結ばれた間柄でした。
朝ドラ「風、薫る」チュウの意外すぎる史実!新宿中村屋創業者・相馬愛蔵とりんのモデル・大関和を結んだ生涯の絆
NHK朝ドラ「風、薫る」。帝都医科大附属病院の看護婦として働くヒロインたちは、「病院」という舞台で何度も出会いと別れを繰り返しています。そんな中、「患者」として出会い付き合いが続いてい…
その愛蔵の妻、相馬黒光も和とは交流がありました。彼女の随筆『穂高高原』によると、佐藤三吉は「大関和は僕の友人である」と語っていたそう。
三吉は、器械だし・術後管理に優れた和の能力の高さを認めるだけではなく、人柄も重んじていたようです。
そして、ドラマでは描かれないようですが、実は男性医師らが和を嫌う理由は「建議書」以外にもあったのです。
原案伝記小説や『穂高高原』によると……
▪️「和はなかなか美人だったので医師からも好意を寄せられた」ことも少なくなかったそう。けれども、和は恋愛感情には無頓着な反応だったため、プライドが傷つけられた医師もいた
▪️和は熱心なクリスチャンで「好みの男性は信仰の話ができる」人だった。鹿鳴館時代が終わり国粋主義が高まるなかキリスト教への風当たりは強く「和がクリスチャンだというだけで毛嫌いする医師」もいた
思わず「器が小さいっ!」と言いたくなるような理由ですね。
これらの下地があったうえに、「生意気な大関和が外科教授に直訴した」ことで、男性医師らの不満が爆発したのかも……。
今でも、同じように職場においての女性VS男性の軋轢はあるもの。140近く年月が経っても、変わりませんね。

