朝ドラ「風、薫る」女郎を地獄から救いたい…夕凪を救うため、りん(見上愛)が出会う明治の『廃娼運動』とは?:5ページ目
社会の仕組みは変えられなくとも目の前の人は救える
瑞穂屋の卯三郎の「夕凪一人を助けても遊郭の仕組みは変わらない。社会は変わらない」という言葉は確かに正論かもしれません。
個人が他人の人生を救う力などないし、莫大な財産でも持っていないと、借金に苦しむ女郎を身請けすることも不可能。夕凪を一人逃したところで、次々と「夕凪」と同じ苦界で溺れそうになる女郎は出てくるでしょう。
それでも。
私は今この時苦しんでいる夕凪さんを逃がしたい。
せっかく命を取り止めた患者さんに「生きても死んでも地獄」だなんて言わせたくない。社会が変わるまで待ってられないんです。
私は、りんのこの思いを支持したいと感じました。
最後に…
これからりんにも直美にも占い師に言われた「月に叢雲花に風」のように、さまざまな困難が降りかかるかもしれません。
けれども、きっと「疾風に勁草」のことく、強い風に薙ぎ倒されそうになってもすっくと背筋を伸ばして立ち上がっていくのではないでしょうか。そして、日本初の「看護」のパイオニアとなっていくのだと思うと胸熱ですね。
今後の活躍が楽しみです。
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参考:
明治のナイチンゲール 大関和物語 田中 ひかる
廃娼運動: 廓の女性はどう解放されたか 竹村 民郎


