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朝ドラ【風、薫る】“観察する看護”でりんが見抜いた千佳子のSOS…「明治のナイチンゲール」誕生の兆し

朝ドラ【風、薫る】“観察する看護”でりんが見抜いた千佳子のSOS…「明治のナイチンゲール」誕生の兆し:4ページ目

まったく患者の気持ちを考えないのは医師も同じ

主治医の医師たちも、まったく千佳子の心情など理解していません。

「奥様の不安な気持ちはわかります」と、千佳子が激怒する禁句を述べてから、夫や息子の前で「乳房を切除しなければならない」という話を始める外科医・今井益夫(古川雄大)。

医師・夫・息子と男性ばかりに囲まれて「乳房切除手術」の話などされたくないはずと、気が付いたりんは、わざと持っている記録ノートを落として話を遮ります。

千佳子はそれをきっかけに「疲れたので後にして」と医師に伝えました。気遣いに気がついた千佳子は、りんに目を向け、りんはかすかに頷きます。少し、心が近づいた瞬間。

「残念ながら、私は奥様の本当の気持ちはわからない。看護婦見習いの他人。ですからご家族のように気遣う必要はありません。」というりんに、「手術を受けたくありません。手術を受けて生きながらえたくない。華族といってももとは武家。武家の女らしく潔く死にます。」という千佳子。

りんは、自分も武家の娘であること、看護婦になると母親に言ったら恥を知れといわれたことを話します。けれども「この仕事は、この手は多くの人を助ける。と教わり働きたいと思うようになった。奥様の生きる助けになりたいと思っています。」

こんな風に言われたら嬉しいですよね。りんの真摯な思いは千佳子の胸にようやく届いた様子。病室で一人になった千佳子は、りんが病室の掃除をしながら歌っていた『庭の千草』を口ずさみます。この曲は、もとはアイルランド民謡『夏の名残のバラ』です。

歌詞は、“人生の晩年に愛する人に先立たれて一人残された寂しさ”が伝わってくるような歌詞です。そんな思いから口ずさんだのでしょうか。

5ページ目 患者に寄り添い医師らに物申した大関和

 

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