- No.202「天邪鬼(あまのじゃく)」って何者?ひねくれ者の語源に隠された、神様と妖怪の意外な正体
- No.201「関の山」は山じゃなかった!「高嶺の花」「玉の輿」も意外すぎる言葉の由来
- No.200「小松菜」の名付け親は将軍・徳川吉宗?江戸時代まで遡る身近な野菜に隠された意外な歴史
「天邪鬼(あまのじゃく)」って何者?ひねくれ者の語源に隠された、神様と妖怪の意外な正体:2ページ目
2ページ目: 1 2
仏教の像の足元で踏みつけられているのは……
お寺に行ったとき、仏像の足元で踏みつけられている鬼に気づいたことがある、という方もいるかもしれません。守護神・四天王像の足元には、踏みつけられた悪い鬼(邪鬼)がおり、仏教の世界ではこれも「天邪鬼」と読んでいます。
また、足元だけでなく、毘沙門天像の鎧にある鬼面について、こちらを天邪鬼と呼ぶこともあります。これは、鬼面の鬼が中国の水の鬼「海若(かいじゃく)」に由来すると考えられており、「海若」を訓読みすると「あまのじゃく」になるからなんです。
日本各地の民話や昔話にも……
歴史的な書物や、仏教的な面だけでなく、日本各地の民話や昔話・説話にも天邪鬼は登場します。天邪鬼が瓜子姫をだまし、時にはその皮を剥いでなり代わるというストーリーの「瓜子姫(うりこひめ)」の物語。
ほかにも、秋田県・茨城県・群馬県・静岡県の一部などでは、人の声を真似ることから木霊や山彦が「天邪鬼」と呼ばれ、声の反響は天邪鬼が声を真似していると考えられています。栃木県・富山県・岐阜県の一部では山姥を天邪鬼と呼ぶことがあります。
※妖怪に関する記事:
謎すぎる!江戸時代に描かれ謎に包まれたままの妖怪絵巻「化け物尽くし絵巻」の妖怪たち
江戸時代に複数の妖怪・化け物をまとめて描かれた妖怪絵巻というものが今でも残されています。それらの作品は「妖怪尽くし」「百鬼夜行絵巻」というような作品名で多くの作者によって描かれてきました。紹介…
妖怪!?それとも宇宙人?江戸時代、あの徳川家康が遭遇しかけた「肉人」の正体とは?
徳川家康といえば健康オタクとしても知られています。いくらでも贅沢できる地位にいながら、基本は粗食を中心としていた家康の生活。そんな家康が不思議な生き物と遭遇しかけたのは、駿府城にいたときのこと。…
これぞ日本の妖怪バスターだ!妖怪退治をした伝承が残るレジェンドたち3人がこちら!
妖怪は日本にとって切っても切れない縁にあります。時に娯楽でもあり、時に恐怖させるコンテンツは昔の人々の生活において欠かせないものであったと思います。そして、歴史に名を残した方たちも妖怪とは縁…
ページ: 1 2
バックナンバー
- No.202「天邪鬼(あまのじゃく)」って何者?ひねくれ者の語源に隠された、神様と妖怪の意外な正体
- No.201「関の山」は山じゃなかった!「高嶺の花」「玉の輿」も意外すぎる言葉の由来
- No.200「小松菜」の名付け親は将軍・徳川吉宗?江戸時代まで遡る身近な野菜に隠された意外な歴史
- No.199晴れ舞台をなぜ「檜舞台」という?『日本書紀』に行き着く、ヒノキが別格な存在である理由
- No.198「同じ穴の狢(むじな)」って結局なに?むじなの正体と“同じ穴”になった意外な理由


