『豊臣兄弟!』お市の長政介錯は史実?義昭のその後、義景斬首の実際…怒涛の展開、第17回放送を考察:3ページ目
朝倉景鏡が義景を斬ったのは本当?
およそ百年の栄華を誇った一乗谷を信長にくれてやるくらいなら、すべて破壊し尽くしてやろう……どこまでもゲスな朝倉義景から民たちを守るため、やむなくその首を刎ねた朝倉景鏡(池内万作)。実際はどうだったのでしょうか。
『朝倉始末記』によると、信長との合戦に敗れた義景が「最早これまで」と嫡男の愛王丸(あいおうまる)を手にかけ自分も死のうとしたところ、景鏡は一乗谷を放棄して再起を期するよう進言しました。
そして劇中の通り賢松寺(福井県大野市)に連れ込むと、自軍をもって義景一家を完全包囲して自害に追い込みます。
かねて身の かかるべしとも 思はずば 今の命の 惜しくもあるらむ
【義景の辞世】まさかこんな事になるなど思いもしていなかったから、命が惜しいのも無理はなかろう(意訳)
さて、義景の首級と妻子らを信長に差し出した景鏡は、降伏を許されて所領を安堵することができました。
しかしその後、越前一向一揆との抗争において無残な最期を遂げることになります。朝倉一族の裏切り者である景鏡に同情する者はいなかったことでしょう。
今回は「民のためにやむなく主君を斬った」と同情的な脚色が加えられており、この辺りは視聴者の予想をよい意味で裏切ったのかも知れませんね。
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