『豊臣兄弟!』また“弟”に裏切られるのか…織田信長と浅井長政の絆を狂わせた絶望の謀反を考察:4ページ目
謎も多い浅井長政
実際、浅井長政という人は謎も多いようで、同盟を結んだ理由も諸説見受けられます。
個人的には今回のドラマで描かれているような「義にかたい愛情深いプリンス」説が好きです。(残された肖像画はぽっちゃり男子ですが)実際、「この豊臣兄弟で描かれている人物像が史実に近いのでは?」という意見も多数みかけます。
長政のそんな人柄が偲ばれるのが、家臣に宛てた手紙。
長浜城歴史博物館には、「姉川合戦の翌年、浅井長政が家臣の阿閉甲斐守に宛てた書状」が残されています。
阿閉甲斐守の子息・五郎右衛門尉をはじめ一族が討死したことを慰め、信長との戦いが終息したあかつきには、恩賞を与える
と述べている内容で、姉川合戦に関して長政が家臣へ宛てた感状で原本が残る唯一のものだそうです。
また、石川武美記念図書館蔵には、小谷城が陥落し自害する前日、長政は片桐直貞に当てた感状も現存しているそうです。
長政は自分に付き従ってくれた直貞に対し
「忠節抽ぬきんぜられ候」と忠義の心を称賛し、勇敢な覚悟に対する感謝の気持ちは書き尽くすことができない
と述べています。
非常に小さな紙にしたためられているのは、懐に隠しやすいように長政が配慮したのだろうと考えられているそうです。
主君が家臣に与える感状は、いわば次の就職先に向けての推薦状のような役割もあったとか。
自分が最期を迎える直前に、尽くしてくれた部下に感謝し未来を考慮する上司。
推せます。
最期に
以前、お市が両方を紐で縛った小豆が入った袋を、信長に陣中見舞いとして送り、「朝倉と浅井に挟み撃ちされる」と知らせという逸話をご紹介しました。
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後世の創作といわれていますが、「豊臣兄弟!」ではこのエピソードはこの先、描かれるのでしょうか。
いずれにしても、信長の数ある戦いの系譜の中でも一、二を争う激戦「金ヶ崎の退き口」が始まります。
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「またこうして『弟』と相撲が取れるとは思わなかった」が、「またこうして『弟』に裏切られるとは思わなかった」という最悪過ぎる展開に。
「なぜじゃ。なぜじゃ、長政」という激情は、信長をどのような行動へと進ませるのでしょうか。
ちょっとここで、超適当な徳川家康(松下洸平)と絶妙な表情をする石川数正(迫田考也)のコンビで「あれ、誰?」特集とか、OFFの日に街で食べ歩きを楽しむ竹中半兵衛(菅田将暉)とか、そんなスピンオフをやって、情緒を休憩させてほしいと思ってしまいました。
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