朝ドラ『風、薫る』学問を武器に!日本初の看護婦学校を作った実在人物、大山捨松(多部未華子)の激動の生涯:4ページ目
学問を自分の武器に自身の意思で生き抜いた捨松
大山夫妻は、お互いに深い理解と愛情と絆で結ばれたおしどり夫婦として有名でした。
インタビューで新聞記者に「閣下(大山)は奥様が一番お好きなのでしょう?」と質問をされたとき「違います!一番好きなのは児玉さん(児玉源太郎)、二番目が私、三番目にはビーフステーキ」と即答した捨松。
当時の日本人女性なら、「いえいえ」ともじもじしそうな質問も、闊達に機知に富んだ答えをする人でした。
史実では、大関和と捨松がどのように関わったかという資料はないそうです。
ドラマの原案となった『明治のナイチンゲール 大関和物語』の著者、田中ひかるさんは「捨松は鹿鳴館のバザーで集めたお金で立派な看護学校を作ったんですよ。日本の看護史を語る上で欠かせない人物ですし、和と捨松が親交をもってもおかしくないですよね。」とのこと。
実際、学んだ知識や経験をもとに、看護への道と女性の教育や社会進出に尽力した生涯だった捨松。
この女性も、ヒロインたちと同様、「道をはずれた人から、いつも道は生まれた。」というドラマのキャッチコピーが当てはまる女性だなと感じました。
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参考:
鹿鳴館の貴婦人大山捨松: 日本初の女子留学生 久野 明子 (著)

